高齢者安心の輪 広がる 救急時に活用「お守りキット」 臼杵市 登録6000人突破

西日本新聞

 1人暮らしの高齢者が急病などで倒れた場合、駆けつけた救急隊員に通う病院や親族の連絡先などが分かるように、個人情報を入れた専用ケースを冷蔵庫に保管する臼杵市の「安心生活お守りキット」の登録者が6千人を突破した。

 このキットは70歳以上の高齢者や体の不自由な住民が対象で、円筒形の専用ケースに、持病や緊急連絡先、血液型などを記入した用紙を入れ、自宅冷蔵庫の飲み物受けに保管する。高齢者の体調が急変した際、駆けつけた救急隊員が用紙の内容を確認し、救急措置に役立てる。2009年度の導入以来、救急救命現場で実際に活用されたケースは約670件を数えている。

 同市はこのキットを県内の他自治体に先駆けて導入し、初年度は約3300人が登録。現在は70歳以上の市民の86%まで普及している。各地区の区長や民生委員らとともに見守り活動を続け、高齢者のデータも更新しており、同市は90%以上の普及を目指している。

 6千人目となった1人暮らしの女性(88)は「腰に持病があり、何かあったらと思うと不安だった。このキットをもらい安心できます」と話していた。=2014/04/05付 西日本新聞朝刊=

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