がん在宅医療 行くならここ 九大病院がガイド本出版 第1弾 福岡都市圏400施設 手術後の不安解消狙う

西日本新聞

 がんの手術後に自宅療養する患者や家族に最適の医療機関を紹介し、不安を解消してもらおうと、九州大学病院がんセンター(福岡市東区)が、福岡都市圏の療養型病院や緩和ケア病棟などを網羅した「がん医療・がん在宅医療ガイドブック」(福岡版)を出版した。センターによると、がんの在宅医療に特化したガイドブックは全国的にも珍しいという。

 ガイドブックは九大や医師会、県や福岡市のほか、訪問看護ステーションや緩和ケア病棟を持つ病院の担当者ら約30人が編集委員となって作成。昨年10月に福岡、宗像、粕屋、筑紫、糸島5地域(9市8町)の病院、診療所など約2100施設にアンケートし、在宅サービスの内容を調べた。

 福岡版で紹介しているのは17市町の約400施設。一般病院や診療所のほか、末期がん患者を受け入れる療養型病院や緩和ケア病棟、24時間対応訪問看護ステーションなどを地域別に地図入りで掲載している。

 麻薬による疼痛(とうつう)管理や緩和ケア外来など、在宅でも受けられる治療や処置を病院ごとに紹介。末期がんや認知症を併発した患者の在宅支援や24時間往診が可能かも記している。

 編集委員長を務めたセンター長の水元一博准教授は「がん医療は拠点病院だけではできない。住んでいる地域にかかりつけ医がいれば、自宅への往診や拠点病院の専門医への相談などもスムーズにできる。患者さんが最適の医療機関を探すお手伝いをしたい」と話す。

 九州大病院は福岡県内でがん治療の中核的な役割を担う「がん診療連携拠点病院」に指定されており、2014年度は筑後版、15年度には北九州・筑豊版の発行を目指している。

 福岡版は280ページ。2千円(税別)。福岡都市圏を中心に主な書店で販売中。木星舎=092(833)7140。=2014/04/07付 西日本新聞夕刊=

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