別府/8疾患に予防効果? 九大など中間報告 毎日、温泉利用で

西日本新聞

 九州大学病院別府病院と別府市、市医師会は8日、2012年から実施している温泉の効能調査について中間結果を発表した。温泉を毎日利用する人は、調査した14種類の疾患のうち、うつ病やぜんそくなど8疾患にかかりにくい傾向があることを明らかにした。

 調査は同年11月、65歳以上の市民2万人に、温泉の利用頻度や病歴など9項目を尋ねるアンケート用紙を配布。1万1058人から有効回答を得た。

 同病院によると、温泉を毎日利用する人は毎日でない人に比べ、不整脈や糖尿病、腎臓病、高血圧など8疾患で発症率が低かったが、残り6疾患では差はなかった。男女別でみると、女性は6疾患で発症率が低かったのに対して、男性は脳卒中と腎臓病のみで女性の効果が目立った。また、男性の腎臓病と女性の不整脈は、毎日利用した期間が10年未満では差がなかったが、40年以上だと発症率は低かった。

 同病院の前田豊樹准教授は「毎日や長期の利用で予防効果がうかがえるといえるが、効果に男女差があることや、ぜんそく、糖尿病にも効果があるのは意外で、新たな研究テーマになる」と話している。本年度末に最終結果を報告する予定。=2014/05/09付 西日本新聞朝刊=

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