「地域医療を向上」 「生き方教わった」 永田氏悼む声相次ぐ 大牟田で葬儀

西日本新聞

 医療法人恒生堂・永田整形外科病院(大牟田市)の永田恒久理事長が1日、90歳で死去した。県医師会副会長として医療推進に奔走。政治、教育などの分野でも地元に貢献した。3日に市内であった葬儀には大勢が参列し、その功績とともに温かい人柄をしのんだ。

 1955年、当時珍しかった整形外科の看板を先駆けて掲げた開業医。14床だったベッド数は、今や120床を超える。県医師会元会長で70年来の友人の関原敬次郎氏は「学生時代からグループを束ねる、存在感の大きな人だった。優秀な医者を育て、地域医療を向上させた」と振り返った。

 県医師会副会長、大牟田医師会長のほか、市教育委員長も歴任し、多彩な分野で活躍。古賀道雄市長は「市民の健康と命を守るため、力を尽くされた。先生を失ったことは市にとって大きな損失」。古賀誠元自民党幹事長の後援会長も務めた。古賀誠氏は「政治家としての志を誓い合い、優しいまなざしで見守ってくれた。私の心の支えでした」と永遠の別れを惜しんだ。

 長男で久留米大学学長の見生(けんせい)さんは「医師としての生き方を教わった人生の師」。油絵を描くのが趣味だったといい「患者に喜んでもらえるよう、病院中に絵を飾っていました。とても優しいおやじでした」と穏やかな顔を思い出していた。=2014/08/04付 西日本新聞朝刊=

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