神経難病改善へロボットスーツ リハビリ活用の事例紹介 福岡市で講演会

西日本新聞 坂本 信博

 国内感染者が推計100万人超のウイルスHTLV1が原因で、九州に患者が多い厚生労働省指定の神経難病・HTLV1関連脊髄症(HAM)の治験をめぐる講演会が23日、福岡市であり、患者や医療関係者ら約100人が参加した。

 HTLV1撲滅を目指すNPO法人・スマイルリボン(鹿児島市)が主催。装着型ロボットスーツ「HAL」を使ったリハビリでHAMの主症状の歩行障害を改善する治験と、新薬を投与して病気の進行を止める治験について、中島孝・国立病院機構新潟病院副院長と山野嘉久・聖マリアンナ医科大准教授が解説した。

 HALの実演のほか、寝たきりだった患者が5回のリハビリで歩けるようになった事例が紹介された。

 HALを使う治験は、福岡大学病院(福岡市城南区)で11月にも始まる見通し。スマイルリボン福岡支部代表の森永浩子さん(53)=同市早良区百道浜=は「多くの患者が治療法を待ち望みながら亡くなったが、自分の脚で歩けるようになるかもしれない。生きる希望になる」と話していた。=2014/09/24付 西日本新聞朝刊=

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