依存症からの回復 家族らの役割重要 飯塚市でフォーラム

西日本新聞

 アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症問題を考える第2回筑豊アディクションフォーラム(西日本新聞社など後援)が飯塚市で開かれた。約150人が「回復への道のり」をテーマに語り合い、家族の理解や同じ悩みを持つ人同士が支え合う自助グループの大切さを確認した。

 フォーラムは筑豊地区で活動する依存症経験者や家族のグループが県などと共同で昨年始めた。今年は11月23日に開催。記念講演で菊陽病院(熊本県)の尾上毅医師=写真=はアディクション(依存症、嗜癖(しへき))の五大特徴として、自分は病気じゃないと否認▽自殺や犯罪にもつながる自己破壊▽家族を巻き込む-などと指摘。薬物療法なども紹介した上で「同じ悩みの仲間がいるという信頼感から、治療にも自助グループ参加が効果的。ただ最初から接点がある患者は少数で、家族や医師がどうつなげるかが重要」と話した。

 体験発表には6人が登壇。アルコール依存症の女性は、病院に行くと知った孫娘に「元のおばあちゃんに戻るんだね」と言われたことが依存症と向き合うきっかけになったと告白。「仲間とのミーティングで心がすっきりする。自助グループに通う楽しさを感じて毎日生きている」と話した。=2014/12/12付 西日本新聞朝刊=

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