情緒障害児らをケア 治療施設、大分市で開所式 県内初

西日本新聞

 児童虐待などが原因で情緒障害がある子どもを受け入れる情緒障害児短期治療施設「大分こども心理療育センター『愛育学園はばたき』」=写真=の開所式が24日、大分市芳河原台の現地であった。児童精神科医や臨床心理士などが約2年間、治療や支援を行い、家庭や里親家庭、児童養護施設での養育に引き継ぐ。同施設の建設は県内で初めて。

 同施設は児童福祉法で定められた児童福祉施設で、親の虐待や学校の人間関係などで情緒障害や心理的問題を抱えた子どもに、医学的な観点から心理治療を行う。同市の社会福祉法人「藤本愛育会」が運営。総事業費は約4億円で、国と県が協力して約2億円を助成した。敷地は、県が県有地を無償貸与した。

 定員は小中学生を中心とした30人で、職員約30人がケアに当たる。子どもたちは施設で暮らしながら、同市が同じ敷地内に新設した敷戸小か、稙田東中の分校に通学する。子どもの受け入れは4月1日から。

 開所式には関係者約50人が出席。同法人の藤本保理事長は「いろいろな状況で傷つき、トラウマ(心的外傷)を抱えた子どもたちを支援し、社会に復帰できるようにしたい」と話した。=2015/03/25付 西日本新聞朝刊=

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