日田初 緩和ケア病棟 済生会 9月開設へ 「がん医療 地域の拠点に」

西日本新聞

 日田市三和の済生会日田病院が、日田玖珠地域で初めてとなる「緩和ケア病棟」の建設を進めている。病棟ではがん患者らを受け入れ、痛みを和らげることに重点を置いた医療を行うとともに、外来や在宅医療への移行を支援する。高度ながん診療に加え、患者の専門的なケア態勢の充実を図ることで、「地域のがん医療の拠点としての役割を果たしたい」(同病院)としている。

 同病院によると、病棟の建設地は本館東側の駐車場跡地。鉄骨一部2階建てで、延べ床面積は約1885平方メートル。1階に全室個室の14床を設けるほか、家族が宿泊できるスペースや手料理を振る舞うことができる共同キッチンなどを整備する。医師や看護師、栄養士や理学療法士などがチームを組んで患者を支える。

 病棟では緩和ケアに関する外来診療も実施。患者の不安や悩みを和らげるため、専門員による相談窓口も設ける予定だ。工事費は約5億7千万円で、9月の開設を目指す。

 林田良三副院長は「病棟建設はかねての悲願だった。患者さんと家族の苦痛を取り除き、可能な限りその人らしく療養でき、生活を支援できる病棟を目指していきたい」と話している。

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 【ワードBOX】緩和ケア

 がんによる肉体的な痛み、仕事や家庭に関する悩み、生死についての精神的な不安など、患者や家族が直面するさまざまな問題について援助する医療のこと。終末期に行われるというイメージが強いが、がんと診断された段階から病気を治す治療と並行して行うことが重要視されている。=2015/04/18付 西日本新聞朝刊=

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