小児ICU、くつろぎ空間も 新市立八幡病院 300床でスタート

西日本新聞

 北九州市は20日、老朽化に伴い移転・新築する市立八幡病院(八幡東区尾倉)の基本設計を明らかにした。小児医療の充実を図るため、小児専門集中治療室(PICU)や、患者と家族のリラックススペースを新設する。2018年度の開院当初は、現病院と同規模の約300床態勢とし、患者数次第で350床まで増床する予定。事業費は154億円。

 市によると、旧尾倉小学校跡地に建設される新病院(延べ床面積2万8600平方メートル)は、鉄骨造の地上7階建て。駐車場は隣接する八幡図書館の跡地などに約200台分を確保した。

 診療科は現在の18科を維持。救急部門と小児部門を病棟1階に併設し迅速対応を可能にし、重篤患者向けのICU(集中治療室)と同じ3階フロアに、小児専門ICUを新設。5階の小児病棟には、入院中の小児患者と家族がくつろげる中庭(仮称キッズ・ガーデン)を設置。病院に隣接する新八幡図書館と連携し、病院へ配本するサービスや小児病棟での読み聞かせを充実させるという。

 また、救急や災害への対策強化を目的に、ヘリポートを新設。大災害時に患者が集中するケースを想定し、治療の優先順位を決めるトリアージ(選別)のスペースを正面玄関前に確保できるようにした。

 6月末から設計、施工までを行う事業者の選定を始め、11月ごろに契約。16年度に着工する予定。=2015/05/21付 西日本新聞朝刊=

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