慢性膵炎 生活改善を 九大・伊藤准教授が電子書籍

西日本新聞

 九州大病院肝臓・膵臓(すいぞう)・胆道内科副科長の伊藤鉄英准教授はこのほど、電子書籍アプリ「『慢性膵炎』の話をしよう。生活習慣の改善と断酒の手引き」を監修、制作した。スマートフォンやタブレットで無料で入手できる。

 63ページ。慢性膵炎の症状や診断、飲酒(アルコール)やたばこによる影響、食事上の注意点、治療薬、膵性糖尿病、慢性膵炎の予後(この先どうなるかの見通し)などについて記載している。執筆は同病院や東北大病院の医師などが分担した。

 伊藤准教授によると、慢性膵炎は飲酒などの刺激によって膵臓の障害が起こる病気。症状としては背中やおなかの痛みなど。最悪の場合は、治療が難しい膵がんに進展してしまう恐れがあるが、適切な治療を受け、断酒や禁煙をすれば病状の進展を抑えることができるという。

 伊藤准教授は「患者さんの中には、痛みがなくなると治療や断酒をやめてしまい、その結果、膵がんを患ってしまう人もいる。そうしたケースがなくなればとの思いで、今回の電子書籍アプリを用意した」と話している。制作費は厚生労働省の補助金で賄った。=2015/07/17付 西日本新聞朝刊=

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