奄美市のドクターヘリ 来年度運航へ課題検討 準備委

西日本新聞

 鹿児島県奄美市の県立大島病院が運航の主体となるドクターヘリの第1回導入準備委員会が21日、県立大島病院救命救急センターであった。地元の医療、消防、行政などの関係者約20人が来年度の運航開始に向けて課題を検討した。

 計画では、基地病院となる県立大島病院にドクターヘリを常駐させ、奄美群島8島と十島村7島の救急患者を搬送する。準備委員会は医療部会と消防部会で連絡態勢などを協議し本年度中に運航要領を作成する。

 会合では、自衛隊ヘリや沖縄県のドクターヘリとの連係について意見が出て、「昼間はドクターヘリを運航させ、夜間は自衛隊ヘリを要請する」との基本を確認した。沖縄県境に近い南の与論島や沖永良部島については、事務局の県地域医療整備課は「原則は奄美ドクターヘリでカバーするが、沖縄県へ協力を依頼することもある」とした。

 県立大島病院は奄美群島の中核病院。鹿児島県のまとめでは、14年度の自衛隊ヘリによる救急搬送は群島全体で167件。出動までに3~4時間かかり、ドクターヘリが常駐することによって、救命率が本土並みの数値まで向上すると期待されている。

 =2015/07/22付 西日本新聞朝刊=

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