指導救命士目指し ベテラン99人受講 エルスタ九州で研修会

西日本新聞

 救急救命士を養成する八幡西区大浦の「救急救命九州研修所(エルスタ九州)」で、若手隊員たちの指導を担う「指導救命士」の養成研修があり、全国から集まった35歳~55歳のベテラン救命士99人が受講した。

 救急救命士は、緊急医療の専門知識を持ち、緊急時に医師の指示の下で一定の救命措置を行う。一部の自治体には指導的立場の救命士がいるが、自治体間で力量や指導内容に差があったことから、消防庁が昨年5月、指導救命士の養成に必要な教育課程などの指針を示した。必要な研修を受けた隊員が、各自治体の医療機関などでつくる協議会から認定される。

 エルスタ九州でも昨年から研修を開始。今回の受講生は7月から約1カ月間、災害や緊急時のシミュレーションやチーム指導論、統計学を学んだ。7月末から8月上旬には卒業試験に当たる「総合シミュレーション指導演習」があり、部屋で倒れている患者の容体を素早く判断し、適切に処置するなどの試験に臨んだ。

 試験後、阿蘇広域行政事務組合消防本部(熊本県)の野尻計介さん(55)は「日頃は現場に出ていることが多いため、座学や実技で体系的に学べる機会は貴重だった。修了後は後輩たちに学んだことを伝えたい」と語った。研修は12日に閉講し、卒業生たちは各地の消防本部に戻った。=2015/08/18付 西日本新聞朝刊=

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