タデ食う人は生き生き 福大など分析 高血圧の改善成分多く

西日本新聞

 福岡大医学部、福岡県工業技術センター生物食品研究所(同県久留米市)などでつくる産学官のグループが、主に薬味や魚の刺し身のつまに使われる香辛野菜「タデ」に、高血圧を改善する成分が多く含まれているとする研究成果をまとめた。動脈硬化の予防効果も確認しており、研究グループは、成分を生かしたサプリメントなど健康食品への応用を検討している。

 タデは湿生植物。「蓼(たで)食う虫も好き好き」のことわざがあるように独特の辛味が特徴で、「日本最古の香辛料」ともいわれる。一般的にはヤナギタデという種類が流通しており、福岡県産が国内生産量の7割超を占めている。

 研究グループによると、塩分過多で高血圧を引き起こす要因となるヒトキマーゼなどの酵素について、タデの新芽に酵素の働きを抑えるポリフェノールの一種「ヒペロシド」が豊富に含まれていることを確認。他の薬草類と比較して約10倍に達し、実験で男女6人が日常生活を送りながら4カ月半、タデの粉末を摂取したところ、最高血圧の平均は131から126に低下。最低血圧も83から79に下がったという。

 また、男女11人を対象にした実験では、血管の硬さを示す数値の当初の平均は、動脈硬化の危険性が高まる基準値を超えていたが、タデの粉末の摂取から4カ月後には基準値を下回ったという。

 研究を主導した福岡大筑紫病院の浦田秀則教授(循環器内科)は「今後はタデを使った健康食品を実用化し普及させることで、高血圧患者の抑制につなげたい」と話している。=2015/08/24付 西日本新聞朝刊=

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