不妊治療の助成拡大 県と福岡市 女性の初回分倍増 男性も対象に

西日本新聞

 県と福岡市は21日、不妊治療の助成を拡充すると発表した。20日に成立した国の本年度補正予算に盛り込まれた制度拡充の枠組みに沿った内容で、女性への助成額を増額し、新たに男性を助成対象に加える。県の所管外の北九州市と久留米市も同様に拡充する方向で検討しているという。

 県によると、現行では対象を女性(年齢制限なし)に限り、治療1回当たり15万円を上限に最大10回助成している。拡充に伴い、女性の初回治療の助成を30万円まで増額し、男性にも1回当たり15万円を上限に助成する。県内に在住し、世帯所得が年730万円未満の夫婦が対象となる。

 一方で、治療効果をより確実にするために、2017年度からは、女性の対象年齢が43歳未満に制限され、回数も年齢に応じて最大3~6回となるという。治療を受けた夫婦のうち、約4割が妊娠や出産につながっているという。

 県は今月末から、福岡市は2月1日から拡充分の助成の申請を受け付ける。助成を希望する場合は、県内の各保健福祉事務所や、福岡市、北九州市、久留米市の各保健所に事前に相談するよう呼び掛けている。

 県によると、不妊治療には公的な医療保険が適用されず、1回当たり女性は30万~50万円、男性は30万~40万円の費用がかかる。

 県内の14年度の助成件数は5297件で、09年度と比べて約1・8倍に増えている。=2016/01/23付 西日本新聞朝刊=

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