ピロリ菌検査 中3無料に 佐賀県 治療費も全額助成

西日本新聞

 佐賀県は2日、県内全ての中学3年生約9千人を対象に、胃がんの最大因子とされるピロリ菌の検査、除菌治療に必要な費用を全額助成する方針を明らかにした。2016年度一般会計当初予算案に関連事業費2560万円を盛り込む。厚生労働省がん・疾病対策課は「県単位では極めて珍しい取り組み」としている。

 75歳未満の人口10万人当たりの胃がん死亡者数は14年、佐賀県は全国の都道府県で2番目に多かった。世界保健機関(WHO)は1994年にピロリ菌を「明確な発がん作用のある細菌」と認定。除菌で発症を大幅に減らすことができるとされる。

 県によると、検査には本人と保護者の同意が必要。健康診断で採取した尿を使い、陽性の生徒は検便で感染を確定する。感染が確認された生徒は抗生物質などを1週間服用する。服用薬の対象が15歳以上という。

 1人当たりの検査費6千~7千円、治療費の自己負担分4千~5千円を助成する。中高生の約5%がピロリ菌に感染しているとされ、県内の中3の約8割が検査に同意した場合、約300人の感染判明が推定されるという。=2016/02/03付 西日本新聞朝刊=

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