接種で健康被害「生の声聞いて」 子宮頸がんワクチン 3月、福岡市でシンポ

西日本新聞

 子宮頸(けい)がんワクチンを接種した女子中高校生らが健康被害を訴えている問題を考える県内初のシンポジウムが3月5日午後2時から、福岡市中央区天神2丁目の天神ビル11階で開かれる。当事者が被害の実情を語り、国の救済制度の充実や、救済に向けた審査、手続きを迅速化する自治体独自の制度創設などを訴える。参加無料。

 主催は市民団体「薬害オンブズパースン・タイアップグループ福岡」。第1部で、ワクチン問題を追ってきた元NHK記者の隈本邦彦・江戸川大教授がワクチンの有効性と安全性などをテーマに基調講演する。第2部で、ワクチン接種後に健康被害に苦しんでいる女性や保護者たちがパネルディスカッションをする。

 全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会県支部によると、県内には把握分だけで16人の被害者がいる。ハンマーで殴られるような激しい頭痛、関節や全身の痛み、けいれんなどのほか、記憶が失われて簡単な計算もできなくなるなど、症状はさまざまで、長期入院を余儀なくされている人もいる。救済申請に必要な診断書などの作成に非協力的な医師もいるという。

 高校3年の長女(17)が被害者で、県支部代表を務める北九州市戸畑区の梅本邦子さん(45)は「学校でも副作用のつらさを分かってもらえず、希望通りに進学や就職ができている人は一人もいない。会員以外にも、孤立した状態の被害者がいる可能性もある。被害者の生の声をぜひ聞いてほしい」と参加を呼びかけている。定員120人。問い合わせは、九州・山口医療問題研究会=092(641)2009。=2016/02/25付 西日本新聞朝刊=

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