九州全1人区 野党共闘 佐賀でも候補一本化へ 参院選

西日本新聞

 参院選佐賀選挙区(改選数1)の野党選挙協力を巡り、民進党佐賀県連は19日、共産党県委員会が申し入れた「共闘」を受け入れる方針を確認した。民進党元職が野党統一候補となり、同選挙区に立候補表明していた共産党新人は比例代表に回る。これで九州では改選数1の「1人区」全6選挙区で野党共闘が成立。民進、共産、社民各党を軸とする野党統一候補と自民党候補が対決する選挙構図が固まった。

 佐賀市で民進党県連、社民党県連合、連合佐賀が協議し、共産党側が申し入れた野党共闘について「自民1強に対抗するには候補者一本化が望ましい」との認識で一致した。21日の民進党県連常任幹事会で正式決定し、共産党側に伝える。これにより野党側の候補者は民進党の元参院議員中村哲治氏(44)に一本化。共産党は党県常任委員上村泰稔氏(51)の擁立を取り下げ、比例代表に回す。

 九州の1人区では昨年12月、全国初となる野党統一候補の擁立がまとまった熊本を皮切りに宮崎、長崎、大分、鹿児島で一本化が進んだ。安全保障関連法廃止を求める市民団体が野党共闘を呼び掛けたことや、共産党の志位和夫委員長が今年2月、安保関連法廃止などを条件に擁立取り下げの意向を表明したことなどが後押しした。

 野党統一候補は佐賀、長崎、大分で民進党が擁立し、共産党や社民党が支援する。熊本、宮崎、鹿児島は無所属候補を各党が支援する形となる。与党は6選挙区とも自民党が擁立し、公明党が推薦する。一方、福岡選挙区は改選数が2から3に増え、8人が立候補を表明している。

 参院選の1人区は与野党対決の焦点で、2013年の前回選挙は自民が29勝2敗と圧勝。九州でも自民が6議席を独占した。

=2016/05/20付 西日本新聞朝刊=

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