参院選佐賀 野党一本化また先送り

西日本新聞

 参院選佐賀選挙区(改選数1)での野党候補の一本化を巡り、民進党佐賀県連は29日、常任幹事会で協議したが、前回21日に続いて再度結論を先送りした。県連の一部に「共産党と共闘すれば保守層が逃げる」との拒否感が強いためで、党本部組織間での最終調整を進めている。

 佐賀選挙区は全国32の改選1人区で唯一、「野党共闘」が正式決定していない。県連内の共闘派からは「このままでは佐賀だけ一本化できない可能性がある」と懸念する声も上がり始めている。

 共産党は同区で共闘が成立すれば新人の擁立を取り下げ、民進党元職を支援する方針を伝達。しかし、民進党県連は「共産党が求める共闘はしないが、幅広い支援は得たいというのが県連の結論」(大串博志代表)としている。一緒には活動しないが、共産党が独自の判断で擁立を取り下げてほしいという意味で、共産党県委員会には打ち返しもしていない。

 これに対し、共産党側には「このままでは支持者に説明がつかない」との声がある。県委員会の今田真人委員長は「一本化の努力は続ける。両党の中央でまとめてもらいたい」と話している。

=2016/05/30付 西日本新聞朝刊=

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