自民、民進 大会で気勢 自民・福岡氏「国政へ再び力を」 民進・中村氏「格差、貧困解決を」

西日本新聞

 7月10日投開票が有力視される参院選の佐賀選挙区(改選数1)に向け、自民、民進両党県連は29日、佐賀市内で大会を開き「勝利」への気勢を上げた。与野党の参院選攻防が事実上、県内でも幕を開けた。ただ、民進党は全国32ある1人区で唯一、共産党との候補一本化の協議が最終調整で停滞し、正式決定していない。出遅れを懸念する声も上がりはじめた。


 自民党県連は、参院選必勝決起大会を佐賀市の文化会館で開き、約500人が出席。再選を期す自民公認の現職福岡資麿氏(43)は「(衆院選を含め)4回戦って2回負け、ずっと崖っぷちの戦いをしてきた。再び国政に送っていただくため力を頂きたい」と訴えた。

 福岡氏は内閣府副大臣として地方創生に取り組んでいると主張。農林水産業や商工業の振興を図りながら「足らざる企業誘致やインフラ整備をし、力強い佐賀を子どもや孫の世代に引き継いでいけるように取り組む」と述べた。

 今月になって奈良県から立候補予定者になった民進党元職にも触れ「政治を志して13年間、ずっと佐賀を歩いて声を頂いた」と違いを強調。「相手は優秀だろうが、これから佐賀の声を聞く人に負けるわけにはいかない」と語った。

 大会に先立ち、県連の定期大会もあり、山口祥義知事は「県には対応すべき国政課題がたくさんある。自民党との連携で、子どもたち、孫たちに恥ずかしくない県をつくりたい」とあいさつした。

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 「共産党にかき回されては大変。共闘についてどう思うか」-。参院選に元職の中村哲治氏(44)を擁立する民進党県連は県連結成大会を佐賀市のホテルで開いた。これに先立つ党員サポーターとの政治勉強会で、74歳男性から野党候補一本化の行方が不透明なことへの不安の声が出た。

 大串博志代表は「共闘はしないが安倍政権を止めるため幅広い支持を得たい」と回答。男性は勉強会後、「回答は曖昧で何が言いたいのか分からなかった」と述べ「事務所に入るなどしなければ共産党と協力しても構わない」と話した。

 結成大会には約300人が参加。最高顧問の原口一博衆院議員が「今日が県連のスタート。中村候補を先頭に連帯や絆を深めていこう」と呼び掛けた。中村氏は「格差と貧困をいかに解決していくか。温かい政治を取り戻し、自分たちが望む未来を手に入れよう」と訴えた。

 大会には山口祥義知事も訪れ「オスプレイ配備計画など問題が山積している。党派を超えてやれる態勢をつくりたい」と述べた。

=2016/05/30付 西日本新聞朝刊=

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