自公、きしむ競合区 参院選・5選挙区

西日本新聞

 自民、公明両党の幹事長、選対委員長は8日、都内で会談し、参院選の議席目標について安倍晋三首相が掲げた改選議席の過半数となる61議席を目指す方針を確認した。公明は、公認候補が自民の推薦を受ける5選挙区に、首相ら自民幹部が応援に入るよう要請。自民側は応じる考えだが、5選挙区の地元自民県連では、公明候補に票を奪われる警戒感が消えていない。

 自民は、公明候補と競合する7選挙区のうち福岡、埼玉、神奈川、愛知、兵庫の5選挙区で公明候補にも推薦を出した。公明からは「見返り」として、1人区を含む35選挙区37人の推薦を取り付けている。

 自民の茂木敏充選対委員長は、自民幹部らを5選挙区の公明候補の集会や演説会に派遣することを検討。ただ、福岡(改選数3)の自民県議は「自民候補が2人いるように思われる。自民票が公明に流れるのではないか」と懸念。自民幹部が表立って公明候補を支援することに否定的な考えを示す。神奈川(改選数4)は自民が公認、推薦の2人を擁立し、当落線上の激しい攻防が予想されるため、地元自民県連は「公明は対立陣営だ」と言い切る。

 兵庫は、自公の両候補と、民進、共産、おおさか維新の各候補らが改選3議席を争う激戦区となりそうだが、自民本部は公明候補の推薦を決定。地元県連とあつれきが生じている。

=2016/06/09付 西日本新聞朝刊=

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