最新内視鏡支援ロボ 導入 久留米大病院、筑後地区初 「ダビンチ」 3D映像、手ぶれ制御

西日本新聞

 久留米大学病院(久留米市旭町)が、米国製の内視鏡手術支援ロボットを導入した。手ぶれの心配がなく、ミリ単位の動作が可能でがんの正確な切除や、合併症の減少などが期待される。設置料など含めた総費用は約3億円。

 病院によると、導入したのは最新機種「ダビンチXi」で、筑後地区では初めてになる。手術は患者の体に数センチの穴を空けてアームを挿入。医師は操作台で内視鏡の3次元映像を見ながら手元のコントローラーでアームを動かす。アームは4本で、1本は内視鏡、残り3本の先端にメスやはさみなどが付き、患部を切ったり縫合したりする。

 ダビンチを使った内視鏡手術は現在、前立腺がんと腎臓がんの一部しか保険適用されない。今後は胃がんや子宮頸(けい)がんなど適用分野の拡大が見込まれている。

 2日に報道関係者にダビンチの実演を公開した井川掌(つかさ)医師は「映像の視野が広く、経験と勘が頼りだった手術が楽になる。手術後、患者さんの生活の質向上にもつながる」と語った。病院によると、今月下旬にも第1例目の手術が予定されている。


=2016/06/06付 西日本新聞朝刊=

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