県農政協は自主投票 自民農政に批判も

 準組合員を含めて約12万人を抱える県内最大のJAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」は13日、役員・支部長合同会議を開き、22日公示の参院選佐賀選挙区(改選数1)では自民、民進両党のいずれの公認候補も推薦せず「自主投票」にすると決定した=写真。一方、組織内には推薦したい立候補予定者を決めていた支部もあり、自主投票は参院選に影響を与えそうだ。

 県農政協には自民現職福岡資麿氏(43)と民進元職中村哲治氏(44)が推薦願を出していた。佐賀選挙区には政治団体「幸福実現党」の中島徹氏(41)も立候補を予定している。

 県農政協の金原寿秀副会長によると、9支部のうち佐賀市中央と佐城の2支部は福岡氏を推薦。6支部は自主投票、1支部は支部内で推薦と自主投票が同数だった。これらの意見を踏まえ、全会一致で自主投票を決めたという。

 金原副会長は「環太平洋連携協定(TPP)や農協改革など、自民党の農政に対する批判が相当出た。自民党をこれ以上強くさせたらいけないという意識が働いて自主投票になった」と説明。民進党については「候補者が見えず、応援する声はなかった」とした。

 県農政協が国政選挙で自主投票にするのは6年前の参院選以来。自民党県連の土井敏行幹事長は「決定は真摯(しんし)に受け止める。支援をいただけるよう、しっかり農業の発展に努力したい」。民進党県連の山田誠一郎幹事長は「TPP反対農家には自民党への不満が渦巻いている。農家の話に耳を傾けて支持を訴えたい」と話した。

=2016/06/14付 西日本新聞朝刊=

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