子ども食堂 毎日オープン 北九州市でNPO2法人 10月から本格化、学習支援も

西日本新聞

 北九州市八幡東区の八幡中央区商店街を拠点に障害者支援などに取り組んでいる二つのNPO法人が7月、同商店街に「子ども食堂」を開設する。当初は週1、2回開き、10月からは毎日催す意向。学習支援サービスも行い「子どもをサポートする地域の拠点」(両法人)を目指す。同市などによると、常設型の子ども食堂は全国的に珍しいという。

 2法人は、精神障害者の就労・生活支援などに取り組む「福岡県高齢者・障がい者支援機構」と、生活困窮者への食品提供を行っている「フードバンク北九州ライフアゲイン」。子どもたちの孤立や孤食の社会的拡大を危ぶんだ機構の生津(いきつ)哲也理事長(42)が、ライフアゲインの原田昌樹理事長(51)に相談、食材を提供してもらうことにした。

 2人は「おなかだけ満たしても貧困の連鎖は断ち切れない」と考え、食堂の常設化のほかに、学習支援や多世代交流スペースの整備も思い立ったという。

 計画では食堂の利用は無料か、有料でも低額に抑える方針。空き店舗(2階建て約50平方メートル)を約300万円をかけて改修。食堂運営費を捻出するため、昼は飲食店として貸し出す。子ども向けの英会話教室も開き、教員OBなどボランティアを募るという。

 生津理事長は「子ども食堂を核に、安定的に運営できる『子どもの居場所』のモデルを目指す」。原田理事長は「子どもたちに温かく安全な食事を味わってもらうため、汗を流したい」と張り切っている。

=2016/06/16付 西日本新聞朝刊=

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