8人出馬なら最多タイ 終戦直後の第1回は6人当選 投票率最高は80年の75・46%

 70年ぶりに選挙権年齢が引き下げられるなど話題の多い参院選(22日公示、7月10日投開票)。福岡選挙区は今回から改選数が1増の3になり、現職、新人の計8人が立候補する見通しだ。3年ごとに議員の半数が改選される参院選は「政権の中間評価」とも位置づけられ、戦後、23回実施された。福岡選挙区の歩みを振り返った。

 県選挙管理委員会がまとめた「選挙の記録」によると、第1回の参院選が行われたのは1947年4月20日。その1年前には戦後初めての国政選挙となる衆院選があり、女性が参政権を得たほか、選挙権年齢は「25歳以上」から「20歳以上」に引き下げられた。

 当時の福岡選挙区の有権者数は163万6534人で、現在(3月2日現在=413万2302人)の4割に満たない。定数6に対し、12人が立候補。当選者のうち上位3人の任期は6年、下位3人の任期は3年とされ、この3人が3年後の第2回(50年)に改選を迎えた。

 以来、福岡選挙区の改選数は第16回(92年)まで「3」。いわゆる「55年体制」を担った自民党、社会党などとともに、公明党も第10回(74年)以降に計6回、議席を得ている。自民、社会、公明が議席を獲得した第12回(80年)では投票率が過去最高の75・46%を記録した。

 94年の公職選挙法改正で福岡選挙区の定数が削減され、改選数は第17回(95年)から「2」に。第19回(2001年)では自民とともに民主が初めて議席を獲得し、第23回(13年)まで連続5回、両党が議席を分け合った。

 この5回の得票数は自民が60万~90万台で推移。一方、民主は第21回(07年)で福岡選挙区では過去最多となる約100万3千票を獲得する一方、第23回(13年)では約34万8千票にとどまり自民に60万票以上離されるなど、浮き沈みの大きさが目立つ。

 定数と同じ当選者を選んだ第1回を除くと、これまで最も立候補者数が多かったのは第11回(1977年)、第18回(98年)、第19回(2001年)の8人。

 今回、立候補を表明しているのは自民現職、民進新人、公明新人、共産新人、おおさか維新の会新人、社民新人、日本のこころを大切にする党新人、政治団体「幸福実現党」新人で、全員が選挙に臨めば、立候補者数は過去最多タイになる。

=2016/06/17付 西日本新聞朝刊=

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