候補予定者 学生前に熱弁 北九大で討論会 雇用、年金などで持論

西日本新聞

 参院選福岡選挙区(改選数3)の立候補予定者による公開討論会が17日、北九州市の市立大北方キャンパスであった。立候補を表明した8人のうち7人が出席。大学生が雇用や年金、子育て、安全保障について質問し、立候補予定者たちの言葉を約200人の若者が聞き入った。

 雇用問題では共産党新人の柴田雅子氏(32)が「規制を強めてブラック企業をなくしたい。どこでも時給千円に」。政治団体「幸福実現党」新人の吉冨和枝氏(57)は「政府による一律賃金設定は社会主義。景気回復すればブラックは淘汰(とうた)される」と述べた。

 若者が不安を抱く年金について、社民党新人の竹内信昭氏(63)は「法人税や累進課税を増やし、年金財政につぎ込む」。日本のこころを大切にする党新人の石井英俊氏(39)は「経済を成長させて年金を回していく」と訴えた。

 子育て支援について公明党新人の高瀬弘美氏(34)は「待機児童ゼロは国として最低限やるべきこと。仕事と両立できる制度を」。

 外交・安全保障について、民進党新人の古賀之士氏(57)は「専守防衛に徹し、近くは現実的、遠くは抑制的に対応していく」。自民党現職の大家敏志氏(48)は「中国が既得権益を拡大する中、空想的平和主義では守れない」と語った。

 参院選から始まる「18歳選挙権」。若者は討論をどう受け止めたか-。質問した市立大2年の植杉裕子さん(20)は「党のカラーだけでなく、人柄も選択基準になると思った」。同大2年、生島成海さん(19)は「情報収集し、考えの合う人を選びたい」と初の「1票」に意欲を見せる。

 討論会は北九州青年会議所が主催。おおさか維新の会新人の森上晋平氏(32)は欠席した。

=2016/06/18付 西日本新聞朝刊=

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