議席奪還へ「官邸」動く 官房長官、新人の後ろ盾強調

西日本新聞

 7月10日投開票の参院選大分選挙区(改選数1)で27日、安倍晋三首相(自民党総裁)に近い大物2人が相次いで自民新人の応援演説を行った。駆け付けたのは菅義偉官房長官と、安倍首相の盟友とされる麻生太郎副総理兼財務相。大分選挙区は、報道各社の序盤情勢で民進現職との競り合いが報じられた全国屈指の激戦区。九州の「1人区」で唯一となる民進の議席を奪うため、いよいよ「官邸」も動き始めた。

 「私たち安倍政権は3年半で雇用を110万人増やした」「日米安保を基にして国民の生命財産を守るのが政権の責任」-。今参院選の争点を経済政策と安全保障の2点と断言した菅官房長官。10分弱の演説の中で10回近くも「政権」という言葉を使い、安倍政権が自民新人の後ろ盾になっていることを強調してみせた。

 27日夜には麻生財務相も自民新人の出身地の国東市で応援演説。7月初旬には安倍首相が来援し、県内4市を巡る計画だ。「ここまで力を入れてもらって負けたら大分自民は全国の笑いものになる」。自民県連関係者は逆に表情を引き締める。

=2016/06/28付 西日本新聞朝刊=

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