参院選、与野党幹部九州へ 期間中最後の日曜、懸命の訴え

西日本新聞

 参院選は3日、18日間の選挙戦で最後の日曜日となり、九州でも与野党幹部が繁華街などでマイクを握った。改選3議席を9人で争う福岡選挙区では、自民党の麻生太郎副総理兼財務相と民進党の前原誠司元外相が安倍政権の評価を巡り激突。党の存亡がかかる社民党は吉田忠智党首が長崎市で護憲の訴えに声をからした。10日の投開票まで残り6日。各党の攻防は激しさを増す。

 「あと1週間で投票日」。小雨がぱらつく中、麻生氏は福岡市・天神の街宣車から買い物客らに叫んだ。「企業は史上空前の利益。倒産件数は減り、就職率は大きく増えた」と第2次安倍政権発足から3年半の成果を強調。「経済政策を継続してやれる。政権の安定が一番」と訴え、全国の1人区で成立した野党共闘を皮肉った。「気をつけよう。甘い言葉と統一候補」

 前原氏は北九州市のJR小倉駅前で街頭演説。デフレ脱却を掲げるアベノミクスを「賃金が上がったのは一部の企業だけ。(労働者の)4割は非正規雇用で賃金が上がっていない。物価は上がり、多くの皆さんが使えるお金は減っている」と批判した。民主党政権で導入した高校授業料の無償化などに触れ「政権時代の反省はいろいろあるが、こういう投資の充実が重要」。国民目線の政策をアピールした。

 吉田氏は長崎市の党総決起集会に参加し「安倍政権の暴走を止める。争点の一つは憲法だ。平和憲法を生かし、戦争しない国づくりに全力で取り組む」と声をからした。社民が3年前の前回参院選で獲得したのは1議席。「危機感を持ってみんな頑張っている。社民党がここで踏ん張らなければいけない」と力を込め、集まった約300人に有権者への一層のアピールを呼び掛けた。

=2016/07/03 西日本新聞=

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