ネット世代の投票促す ユニーク動画や少女漫画風キャラ 県選管

西日本新聞

 10日投開票の参院選で、若者の投票率アップに向け県選挙管理委員会が知恵を絞っている。「18歳以上」に選挙権年齢が引き下げられたことで一部の高校生らも有権者となった今回の参院選。若年層の投票率低下が指摘される中、インターネット上にユニークな動画を公開したり、少女漫画風のキャラクターを登場させたりして、あの手この手で関心を引こうとしている。

 「おまえ、7月10日空いちょん?」「うん、空いちょんよ」-。少女漫画を思わせる男女のキャラクターが参院選について大分弁で会話するシーン。県のホームページのトップ画面に表示されていてクリックすれば特設サイトに誘導される。

 サイトは県選管が大手広告会社とともに制作。公示日の6月22日にアップした。「選挙に行こうYEAH(え)!」と題したショートムービーもあり、日本文理大(大分市)の学生たちが登場する。「選挙の日は予定があるんだけど…」「住民票を移して間もないんだけれど…」。投票に関する疑問を投げ掛けると、自動音声による女性の声が解決策を答えてくれる内容になっている。

 「若者に興味を持ってもらえるよう、スマートフォンの音声検索機能をヒントに制作しました」と担当者。“ネット世代”を意識した工夫が、あちこちに垣間見える。

 漫画風のキャラクターは投票を呼び掛けるポスターにも使用。約1100枚を県内の高校や大学に配布し、選挙違反に当たる行為なども記載した。担当者は「どうすれば若者の投票率が上がるか。インパクトのある動画やポスターで若い世代にアピールしたかった」と説明する。

 県選管によると、2013年の前回参院選は、大分選挙区での投票率が過去2番目に低い53・15%。最も高かった70~74歳の68・16%に比べ、20~24歳は35・15%、25~29歳は31・43%にとどまった。

=2016/07/06付 西日本新聞朝刊=

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