18、19歳の73%「関心ある」 参院選熊本選挙区世論調査分析(上)

西日本新聞

 10日投開票の参院選熊本選挙区(改選数1)を前に、西日本新聞社は3~5日、県内の有権者を対象に電話世論調査を実施し、555人の回答を得て情勢を分析した。自民現職の松村祥史氏(52)を、野党統一候補で無所属新人の阿部広美氏(49)が懸命に追う展開となっている。政治団体「幸福実現党」新人の木下順子氏(57)、政治団体「支持政党なし」新人の本藤哲哉氏(62)が続く。取材を加味し、終盤情勢を2回に分けて紹介する。

 ■関心度

 参院選に「大いに関心がある」(19・4%)と「ある程度関心がある」(47・1%)を合わせると66・5%で、2013年の前回参院選(73・2%)を6・7ポイント下回った。一方、「あまり関心がない」(29・3%)と「まったく関心がない」(4・1%)の合計は33・4%で、前回より6・9ポイント上昇。熊本地震の影響が色濃く残る中、有権者の選挙への関心が高まりにくい現状が浮き彫りになった。年齢別の関心は、70歳以上の75・9%が最も高く、60代の75・6%が続いた。初めて国政選挙に投票することになる18、19歳も73・6%と高かった。

 ■支持政党

 政党支持率は自民が51・9%で民進(11・5%)を40・4ポイント上回った。

 候補者別では松村氏が自民、公明支持層それぞれの8割前後をまとめた。また、民進支持層の3割、社民支持層の5割弱から支持を得るなど、阿部氏を支える野党にも食い込んだ。

 阿部氏は、共産支持層の6割、社民支持層の5割弱を固める一方、民進支持層は4割弱にとどまっている。無党派層からは3割弱の支持を得て、1割強の松村氏を上回った。

 また、木下氏は共産支持層の3割強、民進支持層の1割弱に浸透。本藤氏は苦戦している。

 ■職業・年代

 職業別では、松村氏が農林漁業、自由業、管理職、学生でいずれも7割を超える支持を集めるなど、調査した全ての職業で他候補を上回った。阿部氏は管理職と専業主婦、「その他、年金・無職」からそれぞれ2割を超える支持を得ている。

 年代別でも松村氏が全ての層で他の候補を上回り、特に30、40代からは6割超の支持を集めた。阿部氏は60代の3割弱が支持。新たに有権者となった18、19歳のうち、5割強が松村氏を、2割強が木下氏を支持した。

=2016/07/06付 西日本新聞朝刊=

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