3割なお態度未定 県内世論調査

西日本新聞

 西日本新聞社は10日投開票の参院選情勢を探るため、3人が立候補している佐賀選挙区(改選数1)で世論調査した。自民現職の福岡資麿氏(43)が引き離し、民進元職の中村哲治氏(44)が懸命に追う展開。政治団体「幸福実現党」新人の中島徹氏(42)は厳しい。ただし、有権者の3割近くは投票先をまだ決めておらず、選挙戦終盤を残して、情勢は変わる可能性がある。

 福岡氏は自民、公明の支持層の8割超を固め、民進支持層も1割近くを取り込む。支持政党がない無党派層の支持も3割に迫り、立候補者3人のうちで最も支持を集めている。

 中村氏は民進支持層の8割超、社民支持層の8割近くを固めている。共産は市民連合さがを挟んで中村氏を支援しているが、同党支持層は福岡氏と中村氏に二分している。

 性別、全年代別で福岡氏が上回る。特に20代では7割超、70代と30代は6割近い。中村氏は「若者の雇用改善」を訴えているが、20代は約2割、30代は約1割で伸び悩んでいる。

 職業別は、福岡氏が学生の8割近く、専業主婦の6割超、農林漁業の5割近くから支持を得ている。中村氏は自由業の支持が4割超で、3候補で最も高い。

 中島氏は苦しい戦い。

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 比例は自民に「投票」4割

 比例代表の投票先は、自民が他党を圧倒する勢いだ。自民、民進、公明、社民各党は支持層の7割以上を固めているが、共産党は5割台で伸び悩んでいる。

 投票先は、自民の42・5%が最も多かった。続いて、民進15・7%▽公明7・2%▽共産3・4%▽社民2・1%▽おおさか維新1・0%▽新党改革0・3%▽日本のこころ0・2%▽生活0・1%▽政治団体「支持政党なし」0・2%▽政治団体「幸福実現党」0・0%-の順。「国民怒りの声」を選んだ人は皆無で「分からない・無回答」は27・2%。

 実際の2014年衆院選の得票率と比較すると、自民は4・61ポイント上昇する勢い。他党はいずれも後退し、旧民主の民進は11・74ポイントの大幅下降。旧維新から分裂したおおさか維新も8・53ポイント下降した。

 支持政党別は、自民が支持層の71・0%、民進が75・8%、公明が73・6%を固めた。一方、共産は57・9%。

 無党派層の投票先は、自民が19・4%で最多。民進10・2%、公明3・3%で続いた。

 自民は全年代で浸透しており、20代は55・9%で唯一、過半数を超えた。職業別で自民を選んだ人は学生71・3%、事務、技術職46・2%の順。民進は自由業46・6%、次いで農林漁業26・7%だった。

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 18、19歳の6割「関心がない」

 参院選に「ある程度」を含めて「関心がある」と答えた人は全体の68・7%で、2013年の参院選から2・8ポイント上昇した。今回初めて一票を投じることができる18、19歳は「あまり関心がない」が60・6%を占め、全年代を通じて関心の低さが際立った。

 ある程度を含めて関心があると答えた人の性別は男性71・9%、女性65・9%。年代別は70代以上の83・1%が最も高く、50代と60代も75%を超えた。10代と同じ若者でも20代は62・4%で、30代の55・3%よりも高かった。40代は46・6%で過半数に届いていない。

=2016/07/06付 西日本新聞朝刊=

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