密林わくわく探検、「大アマゾン展」開催中 福岡市博物館、9月4日まで

西日本新聞

 世界最大の流域面積を誇る南米・アマゾン川。ゆったりと流れる大河を囲むように、どこまでも熱帯の密林が広がっており、長い年月をかけて独自の生態系をつくり上げた。この地に生息する動物や鳥、魚、昆虫の剥製や標本など、約400点を展示した「大アマゾン展」が9月4日まで、福岡市早良区の市博物館で開かれている。会場に再現された「アマゾン」を紹介する。

 何かがこちらを見ている。木の枝をつかむ長い手と尻尾。ケナガクモザルだ。サルは目が合うと飛びかかってくると聞いたことがある。横目で見ながら足早に通り過ぎた。

 ここは福岡市早良区の市博物館。熱帯の自然が再現されている「大アマゾン展」の会場を探検しているところだ。

 おや、ホフマンナマケモノだ。全く動く気配がない。まるで哲学者のように何事にも動じない姿に、ちょっと憧れてしまう。カピバラもいる。水中に長く潜んでいられるように、鼻や目、耳が顔の上の方に集まっているそうだ。こうやって密林の厳しい環境の中を生き抜いていくのだろう。

 まばゆいばかりの原色に彩られた、にぎやかな場所に出た。アマゾン川流域が発祥とされるコンゴウインコは、赤、青、黄色の派手な羽根をまとっている。くちばしが大きいキツツキの仲間のヒムネオオハシは、首に黄色いスカーフを巻いているようだ。

 ここは薄暗いぞ。嫌な予感がする。何かいる。オオアナコンダだ。今にも飛びかかってきそう。ワニさえも食べてしまう世界一の大蛇に襲われたらひとたまりもない。

 青く輝くモルフォチョウや日本のカブトムシの2倍はあるヘラクレスオオカブトムシの先にいたのは、アマゾン川の魚たちだ。鋭い歯を持つピラニアや新幹線のような形のナマズたち、1万年前から形が変わっていないというちょっとレトロなピラルクーなど、いずれも見ていて飽きることはない。アマゾンは、まさに生き物の宝庫だ。

 さあ、君もアマゾン探検に出かけよう。とびきりのドキドキ、ワクワクが待っている。

 大アマゾン展 9月4日まで、福岡市早良区百道浜の市博物館。西日本新聞社など主催。入場料は一般1300円、高校・大学生900円、小中学生600円。月曜休館。7月18日は開館、同19日休館。福岡市博物館=092(845)5011。


=2016/07/06付 西日本新聞朝刊=

PR

文化 アクセスランキング

PR

注目のテーマ