比例代表巡り熱戦 選挙区に候補ない公、共、社、生

西日本新聞

 10日投開票の参院選で、長崎選挙区(改選数1)に公認候補を擁立していない政党の県組織は、比例代表の票を巡って選挙戦を展開している。

 自民と連立政権を組む公明は、現職の秋野公造氏(49)が6月30日に長崎市入り。個人演説会では、新幹線や道路の整備など実績を紹介し、長崎選挙区の自民現職候補との連携を強調した。長崎大を卒業しており、今回、唯一の選挙事務所を長崎市に置き「一歩でも二歩でも、長崎の皆さまの支援をいただいて長崎の役に立ちたい」と訴えた。

 共産は野党候補の一本化により、選挙区に擁立予定だった新人の原口敏彦氏(54)を比例代表に回した。原口氏は安全保障関連法廃止を訴えながら「比例は日本共産党」と叫ぶ一方、選挙区では民進新人候補への投票を呼び掛ける。2013年の前回参院選で、県内での比例代表の得票は約3万3千票だったが今回は7万票を目指す。

 社民は全国で2議席を確保するために背水の陣。党首で現職の吉田忠智氏(60)は今月3、4日に県内を回った。長崎市であった総決起集会では「平和憲法を生かし、戦争しない国づくりに取り組む」と声をからし、全国への支持拡大を呼び掛けた。県内では前回参院選の倍に当たる3万5千票を得票目標に掲げ、関係者は必死だ。

 生活は県連代表で新人の末次精一氏(53)が立候補。ウェブサイトに、小沢一郎共同代表の秘書時代のエピソードを描いた4こま漫画を投稿するなど全国に向けて発信している。地元の佐世保市を中心に街頭演説し「既得権益を守り続ける自民公明の政権がある限り、国民の生活を良くする政治は行われない」と政権批判を展開する。

=2016/07/08付 西日本新聞朝刊=

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