投票の基準さまざま ネットで検索、直感で選択… 「若者向けの政策重視」

西日本新聞

 参院選は、10日に投開票される。与野党はアベノミクスや安全保障政策を巡り論戦を続けたが、新たに投票権を得た筑豊の18、19歳はどんな政策に関心を持っているのか。何を基準に1票を投じ、投じようとしているのだろうか。

 「今はお年寄り向けの政策が多い気がする。若者向けの政策を重要視している人に投票しました」。嘉麻市の高3女子(18)は候補者や政党の主張を調べ、期日前投票で既に投票を済ませた。

 参考にしたのは動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されていたさまざまな政策を解説する動画。「スマホで簡単に見られるし、意外と分かりやすく解説しているものが多くて面白かった。将来のためになると思う」。友人との会話でも、政治や選挙の話をするようになったという。

 「直感で投票先を決める」と話したのは嘉麻市の高3男子(18)。「政治のことはまだよく分からない。ポスターの表情や演説の話し方が良くて、ベテランっぽい人を選ぶのかな」。好感を持った候補者に1票を入れるという。

 飯塚市の高3男子(18)は関心がある政策に景気対策を挙げた。「今後の日本経済の良しあしは、僕たち若者のこれからの働き方に大きく影響する。アベノミクスの評価は分からないけど、景気は気になります」

 川崎町の女性公務員(18)が気になるのはエネルギー問題。「原子力発電のニュースがよく目に留まる。今は自然エネルギーもあるし、原発はいらないと思う」と主張する。

 「誰が何を主張しているのかよく分からない」。直方市のアルバイト男性(19)は教育に関心があるが、投票には行かない。「自分たちの生活、将来に直結する問題が政治によって充実すれば、若者はもっと国や選挙に関心を持つのでは」。淡々とした口調に、若者を選挙に振り向かせる難しさも垣間見えた。

=2016/07/10付 西日本新聞朝刊=

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