参院選福岡選挙区一夜明け

西日本新聞

 与党で過半数を突破し、憲法改正に前向きな改憲勢力が全議席の3分の2を超えた参院選。投開票から一夜明けた11日、福岡選挙区で当選した民進、自民、公明各党の3人は民意の重みを感じながら、さまざまな表情を見せた。

■民進・古賀氏 政治分かりやすく

 67万票を獲得しトップ当選を飾った民進新人の古賀之士(ゆきひと)氏(57)は午前8時ごろ、JR博多駅前を訪れた。小雨の中、通勤客に手を振って頭を下げ「謙虚に真摯(しんし)に政治活動を続けてまいりたい。分かりやすい政治を実践していく」と力を込めた。

 民進は改選43議席を割り込み32議席にとどまった。福岡市博多区の事務所で報道陣の取材に応じた古賀氏は「トップ当選は国会では関係ない」ときっぱり。「野党にとって大変厳しく、待ったなしの国会に臨まなければならない」と表情を引き締めた。

■自民・大家氏 アベノミクス推進

 「1番を目指して頑張ってきた。党の組織力に感謝しているが、反省すべき点もある」。2番手で再選した自民現職の大家敏志氏(48)は午前8時ごろ、北九州市八幡東区の自宅で笑顔の中に悔しさをにじませながら選挙戦を振り返った。

 アベノミクスの実績を前面に掲げて戦ったが、目標としていた70万票を約6万票下回った。「(恩恵が)届いていないとの厳しい意見もあった。訴えと有権者の思いに少し差があった」と分析。「アベノミクスを一層前に進め、実感に変えていけるよう頑張りたい」と意気込んだ。

■公明・高瀬氏 女性の力を生かす

 公明新人の高瀬弘美氏(34)は、真っ白いスーツに晴れやかな笑顔で福岡市東区の事務所に現れた。新聞を広げ「たくさんの方が票を入れてくださったんだなと、当選の実感と責任を感じる」と背筋を伸ばした。

 九州の選挙区では唯一の女性の参院議員。「女性の持つ可能性を最大限引き出していかないといけない。九州の他県も含め皆さまが望まれる政策を進めていきたい」と決意をにじませた。「18歳選挙権」を意識した選挙戦を終え「今後も(インターネットなどで)発信を続ける必要性がある」と語った。 

=2016/07/11付 西日本新聞夕刊=

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