画廊に子ども食堂 貧しい幼少期 林芙美子にちなみ 直方市

西日本新聞

 「放浪記」で知られる作家の林芙美子(1903~51)が福岡県直方市で貧しい少女時代を過ごしたことにちなみ、市内で画廊を営む池田暁美さん(67)が24日、「子ども食堂」を開設する。画廊で月1回、無料や低価格で食事を提供。林作品の朗読会も開き、参加者の募金を運営費に充てる。

 林芙美子は12歳の一時期を直方で過ごし、当時の様子を放浪記に描いている。一家は貧しく、学校にも行けず行商に明け暮れた。自らも幼い頃に貧しさを経験した池田さんは「芙美子のように貧困に悩む子どもを見過ごせない」と子ども食堂の開設を思い立った。

 毎月第4日曜の昼と夕に中学生以下無料、高校生150円、一般300円で食事を提供する。朗読会は毎月第3火曜の夜に開催。初回の19日は、参加者15人から約6千円が寄せられた。

 食材提供の申し出もあり、池田さんは「応援は心強い。やれるところまでやってみたい」と話す。

=2016/07/23付 西日本新聞朝刊=

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