釣道楽の世界-多彩なる水の趣味文化 釣り文化の歴史たどる

西日本新聞

■9月17日から 福岡市博物館 
 釣り文化の歴史をたどる企画展「釣道楽の世界-多彩なる水の趣味文化」が9月17日、福岡市早良区の市博物館で始まる。地域性に富んだ釣りの手法や道具、さまざまな種類の魚拓などを紹介。釣りファンだけでなく、幅広い層で楽しめそうだ。11月6日まで。

 「1時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい」。中国の古いことわざにあるように、遊びとしての釣り文化は江戸時代に確立され、以来、多くの愛好家が誕生してきた。同時に、地域ごとで、独特の釣り方や道具も発達。多様性を生み出し、釣り文化をより奥深いものへと進化させてきた。

 今回の展覧会は、こうした釣り文化を新しい視点で見つめ直すことができる。400年前の京都での釣りの風景を伝える狩野孝信作の「洛中洛外図屏風(びょうぶ)」(10月16日まで)や日本最初の釣り指南書「何羨録(かせんろく)」を展示。釣り文化の幕開けに触れる。

 また、江戸のタナゴ釣りや庄内藩での磯釣りの様子を描いた絵画も展示。釣り好きで知られる作家、故開高健さんが愛用した釣り道具や連載記事の自筆原稿なども出展される。

 入場料は、一般1300円(前売り1100円)、高大生800円(同600円)、中学生以下無料。月曜日休館。問い合わせは市博物館=092(845)5011。


=2016/08/13付 西日本新聞夕刊=

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