北九州市入学準備金3月に 市教委 保護者へ配慮来春前倒し

西日本新聞

 北九州市教育委員会は19日、経済的に苦しい家庭を対象に公立小中学校入学時に支給する入学準備金「新入学学用品費」について、来春から、支給時期を入学後から入学前の3月に前倒しする方針を固めた。学用品費はランドセルや制服などを購入するためのもので、入学前の費用負担に悩む保護者に配慮した。市議会9月定例会に提出する一般会計補正予算案に経費を計上する。

 学用品費は経済的理由で就学が困難とされる世帯に審査の上、支給。市教委は「直近の経済状況で審査する必要がある」として前年分の給与所得証明書などの提出を要件にしていたため、支給が4~5月にずれ込んでいた。保護者から「制服を買う金がなく困っている」と前倒しを求める声も強く、前々年の書類で審査し、支給時期を早める。

 市教委によると、支給額は小学校が2万470円、中学校が2万3550円。2015年は小学校で1155人(全体の14%)、中学校で1703人(同22%)が受給した。同様の制度は福岡市が昨年に始め、長崎市や熊本市も来春の導入を目指している。

=2016/08/20付 西日本新聞朝刊=

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