台風10号蛇行、九州も注意

西日本新聞

 強い勢力を保つ台風10号は19日夜に伊豆諸島の八丈島近海で発生した後、西や東に進路変更を繰り返し、24日午前は沖縄県の東海上にある。日本を挟む二つの高気圧の影響で風向きが定まらず、不規則な動きをみせている。今後は北上して関東周辺に上陸する恐れがあるが、九州地方も注意が必要だ。

 この時期の台風は通常、太平洋高気圧に沿って吹く風の影響で北東へ進むケースが多い。ただ、今回は太平洋高気圧の西への張り出しが弱い一方、チベット高気圧の東への張り出しが強いため、進路を変えながら南西方向へ進んでいる。

 台風10号のある海域は黒潮の影響で海水温が高く、暖かく湿った上昇気流がエネルギーを供給し、勢力を徐々に強めている。福岡管区気象台の森本正夫予報官は「複雑な動きをしている珍しい台風なので、注意深く見守りたい」と話している。


=2016/08/24付 西日本新聞夕刊=

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