5日、福岡に最接近か 台風12号、九州西方ゆっくり北上

西日本新聞

 強い台風12号は3日、鹿児島県の一部を風速25メートル以上の暴風域に巻き込みながら、九州の南の海上をゆっくり北上した。予想される進路では4日夜、強い勢力のまま九州北部に接近、福岡県には5日朝から昼すぎにかけて最も近づくとみられる。福岡管区気象台は暴風雨や土砂災害、河川増水に警戒を呼び掛けている。

 同気象台によると、台風12号は3日午後11時現在、鹿児島県枕崎市の南南西約90キロの海上を時速10キロで北へ進んでいる。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速35メートルで最大瞬間風速は50メートル。中心から半径40キロ以内が暴風域となっている。

 同県十島村では、3日午後2時半ごろまでの1時間に129・5ミリの猛烈な雨が降り、気象庁は「十島村では50年に1度の記録的な大雨」としている。3日の最大瞬間風速は十島村で47・6メートルを観測した。

 3日は鹿児島県内を発着する空の便など交通機関も乱れた。4日も空の便では鹿児島空港発着便などの一部で欠航。JR九州は、肥薩線など在来線の一部区間で運転を見合わせる。

 九州南部は4日、九州北部は4~5日に非常に激しい雨が降る所がある。4日午後6時までの24時間予想雨量は、多い所で鹿児島県300ミリ、宮崎県200ミリ、熊本県と大分県150ミリ。

=2016/09/04付 西日本新聞朝刊=

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