不妊予防の現状考える 長崎市でシンポ 治療経験者講演も

西日本新聞

 不妊を防ぐための取り組みについて考えるシンポジウム「ママになろう-卵・命そして時間」が4日、長崎市茂里町の長崎ブリックホールで開かれ、不妊治療を受けている人や医療関係者など約160人が出席した。不妊治療経験者の講演もあった。

 シンポを主催したNPO法人「日本不妊予防協会」の久保春海理事長は基調講演で、日本人の婚期が遅くなることで晩産化が進み、6組に1組が不妊夫婦になっている現状を報告。「加齢によって卵巣機能が低下することをもっと広く知るべきだ」と指摘した。

 不妊治療や出産に悩む人を支援する社団法人「MoLive(モリーヴ)」の永森咲希代表は治療を6年間続けた末、断念した自らの経験を基に「妊娠に適齢期があると知らず後回しにして願いがかなわないことのないよう人生を送ってほしい」と講演した。

 岡本ウーマンズクリニック(長崎市江戸町)の岡本純英院長は、体外受精の方法や過程について写真を使いながら解説。近年、マウスでは人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って卵子を作製する技術の研究が進んでいることも報告した。


=2016/09/05付 西日本新聞朝刊=

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