北九州市が子ども食堂開設 九州初の公営、学習支援も

西日本新聞

 北九州市は28日、親が忙しくて一人で夕食を取る子どもなどを対象にした「子ども食堂」を、同市八幡東区の尾倉市民センター内にオープンさせた。自治体が開設する子ども食堂は九州で初めて。「孤食」を防ぐとともに学習支援なども行い、民間に広げる「モデルケース」を目指す。

 食堂名は「尾倉っ子ホーム」で、午後5時にオープン。近くの小中学生約30人が訪れ、ハンバーグ、小松菜とキノコのごまあえなどの夕食を一緒に食べた。同区の小学5年女児(10)は「友達と話しながら、みんなで食べるとおいしい」と笑顔だった。

 同ホームは、同区のNPO法人「フードバンク北九州ライフアゲイン」などと市が共同で運営。地元農家や企業から食材を募り、無料で子どもたちに料理を提供する仕組み。この日の調理や学習支援は、地域住民や大学生などのボランティア約15人が協力した。

 同法人の原田昌樹理事長(51)は「子どもの貧困やコミュニティー崩壊が社会問題になる中、地域で子どもを育てる拠点として全国に発信したい」と話した。市は29日、小倉北区に2カ所目の子ども食堂「日明げんきもりもりハウス」を開設。両施設とも週1回、食事を提供する。

=2016/09/28 西日本新聞=

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