洗濯表示 半世紀ぶりに一新 種類増え、細やかに 国際規格に合わせ12月から

西日本新聞

 衣類に付いている洗濯の仕方を表す記号が12月1日から全面的に変わる。これまでは日本独自の記号だったが、海外製の衣類の流通が広がり、国際規格に合わせることにした。表示を一新するのはおよそ50年ぶり。全部で22種類だった記号は計41種類に増え、戸惑う人も多そうだが、コツをつかめば意外と簡単に覚えられる。主なものを表にまとめた。

 家庭での洗濯は洗濯機、手洗い共におけのマーク。中の数字は液温の上限で、下の横線が増えるほど、弱い洗い方を指す。横線を「マイナス」とイメージすると覚えやすい。

 フラスコのような三角形は漂白剤。色柄物に使える酸素系の記号が追加された。しま模様を「柄」と捉えると塩素系と区別しやすい。

 ドラム式洗濯乾燥機などで衣類を回転させて乾燥させるタンブル乾燥とアイロンは点の数が増えるほど、上限温度が高くなる。アイロンのあて布に関する記号はなくなったが、こうした参考情報は記号のそばに「あて布使用」などと記されるので確認しよう。

 自然乾燥の四角の中の縦線は、つるされた服を表している。1本線は脱水して干すのに対し、2本線は脱水したり、絞ったりせずに干す「ぬれ干し」。水が垂れて干す場所がない場合、タオルで挟んで軽く押さえて水分を取るといい。左上の斜線は屋根を表していて、つり干しや平干しの記号と組み合わせて陰干
しを指す。

 クリーニング店での扱い方は丸い記号。追加されたウエットクリーニングは特殊な技術の水洗いで、この記号があっても家庭での洗濯禁止が指示されていれば、家庭では洗えないので注意しよう。

 禁止はどの記号も×印で表している。

 変更前に製造された衣料品は12月以降もこれまでの記号のまま販売される。売り場ではしばらく2種類の表示が混在することになる。


=2016/11/11付 西日本新聞朝刊=

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