命をプレゼントしないで<18>

 一年はあっという間に過ぎるもので、今年も残すところ1カ月となりました。私の動物病院では年末年始も通常診療を行うので、特別な感じはあまりしません。12月に入ると聞こえてくるクリスマスソングに浮き浮きと楽しい気分になる方も多いと思うのですが、私はむしろ心配が頭をよぎります。

 子どもに差し出された赤いリボンのかかった箱。箱が開いて、中からかわいい子犬が飛び出す。子どもは笑顔になり、子犬を抱き締める。映画などでもよく見かけるワンシーンです。ほほ笑ましいように見えますが、少し考えてみてください。

 この子は本当にクリスマスプレゼントに犬が欲しいと思っていたのでしょうか。その一生に責任を持つ覚悟でプレゼントを受け取ったでしょうか。子犬のしつけは? 世話は? いろいろな心配が頭を駆け巡ります。

 動物は物ではありません。命です。犬の寿命は15年程度。生涯責任を持てますか。動物を家族に迎え入れるということは、結婚や子育てと同じぐらい重要なこととして考えるべきなのです。物のようにプレゼントするものではなく、家族全員で十分に話し合った上で「家族の一員」として迎えるべきだと思います。犬に限らず、ペットとして動物を迎え入れる場合全てに当てはまります。

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