不要な服にサヨナラを 自宅で買い取り どうすれば… 「宅配便を利用」や「訪問査定」 寄付も一考/悪徳業者に注意

西日本新聞

 11月3日付の本紙生活面の連載「おひとりサマンサ」で、コラムニストのトコさんが、不要な服を宅配便で送り、買い取ってもらう方法を紹介したところ「私も利用したい」という読者からの問い合わせが相次いだ。ただこうした「宅配買い取り」の申し込みはインターネット限定というところが大半だ。「電話で査定を頼みたい」という声に応えて、ネットを使わず、自宅に居ながら不要品を処分する方法を調べた。

 宅配買い取りとは、売りたい服などを宅配便でリサイクル業者に送って買い取ってもらう仕組みだ。

 こうした業者のうち、グループで130以上の店舗を展開するリサイクルショップ「トレジャーファクトリー」(本社・東京)は、衣料品やバッグなどを10点以上まとめれば、宅配買い取りの申し込みを電話でも受け付けている。

 電話で申し込むと、自宅に必要書類が郵送で届く。この書類と、本人確認用の免許証などのコピーを、売りたい服などと一緒に手持ちの段ボール箱や紙袋に詰め、宅配便で送ればいい。通常数日後には査定額の連絡があり、売却に同意すれば指定口座に査定額が振り込まれる。宅配業者による集荷は時間帯を指定でき、送料は不要だ。

 査定額に不満なら無料でキャンセルできる。荷物の返送料も同社が負担する。ただし、傷みが激しいなどの理由で送った物すべてに値が付かなかった場合のみ、返送料は客側が負担する決まりなので、注意が必要だ。問い合わせは同社=(0120)430020。沖縄、離島は申し込み不可。

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 宅配便のやりとりが煩わしいという人には、自宅で査定してもらう方法がお勧めだ。中古本の販売大手ブックオフが展開する「ブックオフスーパーバザー

 ノース天神店」(福岡市中央区)では「出張買い取り」を福岡市と周辺市町を対象に実施している。

 電話で予約した日時に担当者が自宅を訪れ、玄関先などで売りたい服や本、CD、家電などを査定。同意すれば、その場で現金が支払われ、荷物を引き取る。本人確認書類の提示は必要だ。

 担当の速見洋平さん(37)によると、査定額はさまざまだが、状態の良い洋服で1着80~100円、「ユニクロ」などファストファッションの服で5~50円程度が多いという。年末や年度末は繁忙期なので「早めの予約を」と話す。値が付かない物は引き取ってもらえない。同店=092(737)3911。

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 査定は面倒だけど、捨てるのはもったいないし、と悩む人には「寄付」という道もある。

 NPO法人「ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)」(事務局・東京)は回収した古着を古着業者に売却して、収益をミャンマーなど発展途上国での支援活動費に充てている。洋服や靴、カーテンや毛布など、多少染みなどがある物も受け付ける。送料は送り主の負担で、宛先は〒662-0934、兵庫県西宮市西宮浜3の14の4 BAJ倉庫・日光物産気付。支援相手への手紙や現金は受け付けない。問い合わせはBAJ=03(3372)9777。

 なお「不要品を処分したい」という心理につけ込む悪質業者には注意しておきたい。福岡市消費生活センターによると「古着を買い取る」と電話で勧誘して家に上がり込むと、威圧的な態度で、実際には貴金属を極端な安値で買い取っていくという悪質な訪問買い取り商法への相談が、昨年度は125件に上っている。

 記事で紹介した業者はいずれも訪問や電話による営業・勧誘はしていない。


=2016/12/17付 西日本新聞朝刊=

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