島唯一の食品店を助けて 自治会運営、ネットで寄付呼び掛け 佐賀・神集島

西日本新聞

 約350人が暮らす佐賀県唐津市の神集(かしわ)島で、自治会が運営する島で唯一の食料、日用雑貨店「神集島購買部」の存続が危うくなっている。30年以上使っている冷蔵庫が買い替えられないのがその理由。生活を守るため、島民は購入費の寄付を募っている。

 島の人口は50年前の約3分の1。漁業のほかに働き場所が少なく、子育て世帯は次々に島を離れた。全島挙げての運動会や文化祭、心のよりどころだった小学校も5年前になくなった。島民の2人に1人は65歳以上。少し寂しくなった島で、神集島購買部は島民が交流する大切な場所だ。

 3年前、九州大の協力を得て「神集島まちづくり研究室」(まちケン)を設立。手作りの総菜や、特産の「石割豆腐」を使って商品化した生ジャム、生ようかんの販売など、購買部はまちづくり拠点の役割も担う。

 その活動も、商品を並べる冷蔵庫(ショーケース)が故障続きで暗礁に乗り上げてしまった。古くて交換部品がなく、修理は困難。買い替え資金もないため、「まちケン」はインターネットのクラウドファンディングで寄付を呼び掛けている。目標は90万円。

 購買部の職員で、まちケンで総菜作りを担当する清水生実さん(54)は「島外へ買い物に行けない人のために店は絶対に必要。冷蔵庫が購入できれば、観光客向けに商品を本格販売して島を元気づけたい」と話す。

クラウドファンディングのサイトはこちら

=2016/12/20付 西日本新聞朝刊=

 

PR

社会 アクセスランキング

PR

注目のテーマ