事故死4歳 生きた証 交通安全願い写真集 大分の遺族が出版

西日本新聞

 息子が懸命に生きた日々を一人でも多くの人に知ってほしい-。大分市竹矢の広域農道でことし3月20日、乗用車にはねられ亡くなった男の子竹山沓里(かずさと)ちゃん(4)の遺族が、生前の姿を集めた写真集を作った。「交通事故で悲しむ人がなくなりますように」。両親はそう願い、知人や友人たちに写真集を配っている。

 その日は、春の陽光が暖かい一日だった。両親ときょうだい5人の家族全員で、自宅庭でシイタケ菌が入った種駒をクヌギの原木に打ち込んでいた。沓里ちゃんも見よう見まねで手伝っていた。午後3時のおやつに大好きな、たこ焼き器で焼くホットケーキを食べた。作業が一段落し、沓里ちゃんは兄たちと自転車に乗ったり、走り回ったりして遊んでいた。午後6時半ごろ、自宅前の片側1車線の農道を横断しようとしたところ…。乗用車にはねられた。「うそー、いやだ!」。母文(あや)さん(43)は叫び、傷ついた小さな体を抱き上げた。病院に運ばれたが、約3時間後に死亡。現場は見通しの良い直線道路で、運転手は「前をよく見ていなかった」と話したという。

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