特別展「宗像・沖ノ島と大和朝廷」 「神宿る島」に迫る

西日本新聞

■3月5日まで 九州国立博物館

 「神宿る島」とも称され、世界遺産登録を目指す福岡県宗像市・沖ノ島の神秘に迫る特別展「宗像・沖ノ島と大和朝廷」が、同県太宰府市の九州国立博物館で開催されている。沖ノ島をはじめ、大和朝廷が置かれた奈良県や、交流があった韓国での出土品など約160件を展示している。3月5日まで。

 沖ノ島は、九州と朝鮮半島を結ぶ位置にあり、「海の正倉院」といわれるほど多くの出土品が発掘されている。島には、古事記や日本書紀にも記載が残る「沖津宮」が鎮座。今でも、上陸する際の海水みそぎ、植物や石などの持ち出し禁止、女人禁制などの掟(おきて)が守られている。

 特別展では、龍の頭をかたどった「金銅製龍頭」(1月29日まで展示)、古墳時代の「金製指輪」(同31日から展示)、青銅鏡「三角縁神獣鏡」、祭祀(さいし)用の「車輪石」「鍬形石」「子持勾玉(まがたま)」など沖ノ島で出土した国宝を展示。同じような形をした奈良県や韓国での出土品と見比べることで、沖ノ島が、大和朝廷と韓国の交流で重要な役割を担っていたことをうかがうことができる。

 2月4日午後1時、同博物館で、国学院大教授の笹生衛さん、同博物館研究員の小嶋篤さんが「交差する日本神話とアジアの歴史」と題して講演する。無料。事前申し込み不要。

 一般1500円、高大生千円、小中生600円。月曜日休館。同博物館(ハローダイヤル)=050(5542)8600。

=2017/01/14付 西日本新聞夕刊=

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