レース編みに夢中 欧州の伝統「タティング」 繊細な表現 気軽に楽しく

西日本新聞

 レース編みは13世紀ごろ、教会の尼僧たちが手仕事として始めたともいわれ、欧州を中心に、その地の文化の影響を受けながら多様な発展をしてきた。

 欧州の貴族文化の中で受け継がれた「タティングレース」は、福岡でもじわり広がっている。インターネットで作品を紹介していた上甲麻希さん(43)=福岡市=は「編み方を教えて」と依頼されるようになり、昨年から市内各地で講座を開いている。30~40代を中心に北九州市など遠方からも習いに来るという。

 タティングは「結びのレース」ともいわれる。使うのは、細い綿の糸と、その糸を巻き付けた舟形の糸巻き(シャトル)だけ。糸を指に巻き、シャトルをくぐらせては結び目を作ることで編み上げていく。単純なようで、編み目をそろえる力加減が難しい。そのまま飾るほかブローチや髪飾りなどに加工して楽しむ。

 上甲さんは「一番の魅力は繊細な表現ができるところ。アクセサリー店の店員に『そのピアス手作りですか?』と驚かれることもある」と話す。

 ピアスやネックレスは、糸ならではの軽さが喜ばれている。最近では金属アレルギーに悩む人からの注文も受けるという。編み方のこつをつかむまでは難しいが「気軽に始められ、場所を選ばず楽しめますよ」と呼び掛けている。


=2017/01/17付 西日本新聞朝刊=

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