与党会派の対応割れる 空港基金条例案、福岡市議会否決

西日本新聞

 最大会派・自民の光安力会長は本会議後、報道陣に対し「(高島市長と)意見がかみ合わなかったということに尽きる。(可決された出資を求める)決議には市議会全体の約7割が賛同しており、市当局に重みを訴えていく」。高島市長との今後の関係については「今回はやむを得ずこういう結果になった。与党として市長を支えていくことには、全く変わりない」と繰り返した。

 自民内部も一枚岩ではなく、中島正裕市議はこの日朝、急きょ光安氏に退会を申し出た。無所属として臨んだ本会議採決では条例案に賛成し、「高島市長を支えることを公約として市議選を戦い、当選した。今後も全面的に市長を支えていく」と話した。

 条例案、決議案の採決で高島市長に寄り添った公明党市議団の黒子秀勇樹団長は、「空港未来基金は地元からも要望の声が上がっていた」と説明。市長に「これを機に少しでも(議会の主張に)耳を傾けてもらえるといい」と注文も付けた。みらい福岡の笠康雄会長は「是々非々の政策中心主義で判断した」。みらいのうち3人は、決議案の採決では自民側に同調した。

 条例案否決では自民の働き掛けに応じる形で野党会派が異例の「共闘」を演じた。民進・社民系の市民クラブの阿部正剛代表と共産党市議団の中山郁美団長は採決後、それぞれ「市長は行政トップとして議会の意向を真摯に受け止め、再考してもらいたい」などとコメントした。

 維新の会のうち3人と緑とネットも反対票を投じた。

=2017/02/24付 西日本新聞朝刊=

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