<2>しこりはなく、「ほっ」と 数週間後に要精密検査

 前回のコラムを読んだ方から「大変だったね」「次も楽しみ」と声を掛けていただきました。ありがとうございます。なのに「うまく書けなくて」と弱音を吐くと、乳がん仲間で同年代のMさんから返信メールが届きました。

 「何とかなるさ精神で乗り越えてね! 私たちは他の人より困難に強い方だと思うよ(笑)」

 すてきだなと思いました。このMさん、左胸の部分切除に右胸は全摘。そんな体験を「困難に強い」と言い換えることができるなんて。昨年4月の熊本地震で自宅が被災し、車中泊をしたとも聞いています。

 さて、大いなるパワーをもらったところで、今回は検診の話です。

 思い立ったのは、体の随所に「衰え」を感じ始めたから。目の下のくぼみや、おなか周りの肉のだぶつきは「熟女の証し」とも言えますが、困ったのがじんましん。膝の裏や腰に広がり、かゆくてたまりません。そういえば40代後半。「もっと健康に気を使わなくては」。手始めに申し込んだのが、乳がん検診でした。

 昨年7月初旬、福岡市健康づくりサポートセンターに向かいました。マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)はやっぱり痛く「私は大人、私は元警察官」と我慢。女性医師による触診は緊張しましたが、しこりはなく、ほっとしました。この時はしこりがない乳がんなんて、知りませんでしたから。数週間後、人生初の「要精密検査」の通知を手にすることになるのですが、その話は次回に。

 そうそう、福岡市が実施する乳がん検診は今年4月から、視触診がなくなりました。精度の低さなどを理由に、国が指針を改めたとか。「触られるのが嫌」と言っていた人には朗報かもしれませんね。

<続き>娘と一緒に覚悟の温泉 私の左胸に気遣い実感

(四十物恵妙=西日本新聞契約ライター)


 2017/04/24付 西日本新聞朝刊

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